「簿記3級を持っているけど、副業で在宅経理って本当にできるの?」
そんな疑問を持っている方に向けて、私の実体験をお話しします。
今回は、経理の副業に挑戦してみたものの、見切り発車で撃沈した話です。
少しでもこれから副業を始めたい方の参考になれば嬉しいです。
これまでの副業挑戦の歴史
私はこれまで副業挑戦のために「webデザイン」や「HTML・CSSコーディング」をお金のかからない範囲で独学で学んでいました。
「HTML・CSSコーディング」ではポートフォリオ用に架空の会社のホームページを作ったり、「webデザイン」では友人の会社のロゴを作ったりと、ある程度はできるようになりました。
しかし「HTML・CSSコーディング」では、PCの環境構築などでシステムが理解できなかったり、「webデザイン」では、何度やっても素人感が抜けないデザインになってしまったりして、だんだんと取り組むのが苦痛になってしまいました。
もともとwebには疎かったり、美的センスも昔からなかったので、独学は厳しかったのかもしれません。
そこで私は、昔からお金の計算をしたり、家計簿をつけるのが好きで、簿記3級も取得しているので、在宅で経理の副業なら続けられるのではないかと考えました。
ChatGPTに相談すると、
とのことだったので、その作戦でいくこと。
早速、CPAラーニングで簿記2級の講座を確認して、10月に合格するための学習計画を立て、それからクラウドワークスに登録して仕事を探しに行きましたが、そこでまず「第一のつまずき」がありました。
第一のつまずき
クラウドワークスで記帳代行の仕事を探してみましたが、どの仕事でも条件に「会計ソフトの使用経験がある方」と記載がありました。
私は触ったことがないので、どれにも応募できません。
GPTさんに聞くと、
とのことだったので、早速どちらも利用登録して、チュートリアルを見つつ、ChatGPTに作ってもらった課題を記帳し、おおむね会計ソフトの機能を理解しました。
よし行くぞと、意気揚々と再度クラウドワークスに仕事を探しに行ったのですが、ここでまた「第二のつまずき」がありました。
第二のつまずき
「平日夜、土日稼働」でできる仕事が全然ない。
なぜ最初に気付かなかったのか、という話なのですが、その時は「会計ソフト使用経験あり」しか注目していなかったので見逃していました。
検索ワードを変え、サイトを変え、半日費やして調べて回りましたが、3件しか見つかりませんでした。
とりあえず応募してみましたが、その3件も、私よりもスキルも実績もあり、平日日中に対応できる方が競合でたくさんいらっしゃったので、おそらく私が選ばれることはないと思います。
ここまで丸1日費やしていたので、かなりがっくり来ましたが、おかげでようやく気付いたことがありました。
気付いたこと
在宅経理の仕事をする上で、一番重要なのは「平日日中に稼働できること」でした。
経理の仕事は「オンライン秘書業務」の一部になっていることも多く、「秘書の仕事」ということはつまり迅速なレスポンスが求められるということ。
考えてみれば当たり前の話ですが、先に「市場調査」をせずに、「自分がやりたいこと」ベースで動き出してしまったため、貴重な休日を丸々潰してしまいました。
どれだけスキルややる気があっても、時間帯の壁は超えられません。
これまで私は「資格があれば仕事がある」と思っていましたが、それ以前に、そもそもその仕事は自分にできる条件で存在しているか、先に「市場調査」をするべきでした。
残念ですが、市場調査の重要性を学ぶことができたと捉え、次に生かしたいと思います。
これからどうするか
方針としては大きく2つ
- あくまでも経理として少ない案件に応募し続ける。
- webデザイン、HTML,CSSコーディング、経理以外の仕事を考える
正直、途方に暮れていますが、ここでやめてしまったら本当にただの失敗で終わってしまいます。
今回の反省を生かして、市場調査をしながらChatGPTと相談しつつ、作戦を考えたいと思います。
経過があれば今後も記事にしていく予定です。
まとめ
「市場調査」の重要性が身に染みた一日でした。
副業を始める前には、必ず「やるべきことの順番」を確認しましょう。
- 自分の条件(稼働時間・得意な作業)を書き出す
- クラウドソーシングなどで、その条件に合う仕事がどれくらいあるか市場調査をする
- それから、スキル習得や資格勉強などの行動を始める。
私は2と3を逆に動いてしまったため、「簿記2級の学習計画を立てた時間」、「freee、マネーフォワードの基本操作を習得した時間」が無駄になってしまうかもしれません。
ぜひ皆さんは私と同じ轍を踏まないように、「市場調査」をしてから行動してください。
「自分も市場調査してないかも」と思った方がいれば、ぜひ行動する前に一度だけ“市場の現実”をのぞいてみてください。
きっと発見があるはずです。
「自分の得意」と「必要とされる仕事」がマッチすればいいのですが、それを見つけるのはなかなか大変ですね。
今回は失敗しましたが、諦めずに副業への挑戦は続けたいと思います。
それでは。